戯言



カルパッチョス@姫路

遅い、遅いって!知ってます。でも書かずにはいられない、
カルパッチョス珍道中@姫路」でございます。

~ある疑い深い探偵編~

そう、あれは寒さが一段と身に凍みる1月のとある日だった・・・

1月27日(金)夜8時

8時だよ全員集合!との声が掛かった。私はおもむろに車の鍵を手に取ると、車を走らせること2分、見渡す限りまっすぐに伸びる京都特有の碁盤の目のような道で停車した。

一通り楽器を積み終え、忘れ物をしたというので一度その女の家による。何故だ、何故自分の家への道を間違うんだ、これは罠か!しかし大方の予想を良い意味で裏切り無事モノを回収、一路南へ・・・
そう回転寿司へ・・・
その後風呂屋へ・・・

高速道路は無法地帯だった、極限のスピードの中、少しでも前へ前へと進む様子は差し詰め目の前にぶら下げられた人参を追う馬の如し・・・でかいヤツ、小さいヤツ、速いヤツ、遅いヤツ。私はその隙間を潜り抜け、人参に、いや姫路に到着。

1月28日(土)深夜2時

迎えてくれたのは優しそうな顔をした女のご両親だった。ふと自分の実家を思い出す、夜中の2時に帰って優しく迎えてくれたことがあっただろうか、それに比べるとなんだか暖かい。少しだけ、本当に少しだけ、人の温もりに触れた気がしたんだ。あとコタツの温もりも・・・

朝目が覚める、いや違う無理矢理だ、揺すられる、振りほどく、強請られる・・・目を空けると昨日と違う女だ、なんてこった。ウダウダ言うのを好まない私は、言われるがまま体を起こし、テーブルに、いやコタツにつくとそこには豪華な朝食が、デザートまで付いている。またか!罠を仕掛けてくるならもっとスマートにやれよ、なんて考えながら周りを伺うと、他の客達はおいしそうに食べているではないか、ちっ、疑いすぎか。

現地で待ち合わせる手筈になっていた助手を迎えに行き、いざ現場へ。今日の現場は小学校。なんだってこんな遠くに、なんてことを考えるのは二流のすることさ、私は何時でも何処でも事件があればお構いなしだ、出張だってかまやしない。現場に向かう途中、前の車が事故りかけてたが、あの若い兄ちゃん無事だったのか?まっそんなこと関係ないがね。

1月28日(土)午前10時

外では何やら賑やかに管楽器の音が響いていたが、そんなものに興味はないね。現場は体育館だ、案の定人でごった返してやがる。何時も思うのが人ってヤツはどうしてこんなに安いモノ、いや事件が好きなのか分からない、まぁ分かりたくもないが。さっそく現場検証をやっている警察にコンタクトを取り、一通り見て回った、音のチェックや立ち位置の確認が事件を解決する鍵であることを私は知っている、もちろん警察も同じ事を考え実行してやがる、けっ。

助手と共に体育館をくまなく物色していると、横で女が呟いていた・・・「お皿とか安いやんか!カトゥー家に買ってこ。」まったくこれだ、安いモノ安いモノ、おまけに私は関西弁が好きになれない。どうせカトゥーってのもくだらないヤツだろうよ。突然助手が何やら見つけたらしい、「10円のガンダムカレンダー2005」突っ込むとこ満載で突っ込み切れねーよ、役に立たんな。

1月28日(土)午前10時50分

ここからが俺の舞台だぜ、真犯人は分かっている、あとは一言言うだけだ

「君しだい!」

探偵って仕事も楽じゃない、最近は漫画の世界に憧れて弟子にしてくれなんていうヤツも引っ切り無しだ、そんなやつらに私は何時も言ってやる言葉がある

「君しだい!」

完璧だ。

1月28日(土)午後3時

後は警察に任せて、俺は一人タバコに火をつけた。「まさかあの子がねぇ」婆どもが騒いでいる横で、うつむいているヤツがいた。隣でずっとビデオを撮っていたそいつはその子の父親だった、彼は一人静かに呟いたのを私は聞き逃さなかった、彼はこう言った「づっと、づっとあの子のことを記録に残してきたんだ、これからも、何処に行ってもそれは変わらない。」私は涙したよ。

一仕事終えた後は風呂屋だってことは知っている助手だったが、今日は何やらあるらしくそそくさと帰っていった、まぁあいつなりに何かあるんだろうよ。興味ないね。そして風呂屋へ、私自身は風呂自体は苦手なんだがサウナというか、まぁ汗を流すことが、こんな汚い世界のさらに汚い黒い部分に身をおいている自分自身への償いみたいなものと考えている。風呂に入った後は中華だ、私は中華に目がない、特にあの丸いテーブルに一人で座る快感は誰もが納得のことだろう、当然の如く気持ちよく飲んでしまった。

店じまいで追い出されたが、あれだけ飲み食いしてこの価格は悪くないと気分良く早速タクシーを呼ぶと女性ドライバーだった。これは珍しい、ほろ酔いの私はべらべらと自分の話を語ってしまった。まぁ旅の恥は掻き捨てだ。帰り道RX-7にまたがった男が夜空に右手を掲げ走り去っていった、地を揺さぶるような大きな音をたてて・・・

私はこの仕事に誇りを持っている、さて次はどんな事件が待っているのか、楽しみだ。何時でも何処でもお構いなしだ、何故なら私は一流だからだよ。



この物語はフィクションです。
実際の個人、団体とは少ししか関係ありません。

~出演~ 
私             =カトゥー
女1            =えっちゃん
女2            =あいあん
助手            =仙豆
若い兄ちゃん        =コルク
女3            =ゆかちゃん
父親            =てらっちさん
女性ドライバー       =いくちゃん
RX-7にまたがった男     =まさるさん

いたるところでの黒幕    =サービス

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by leere-worte | 2006-02-04 20:37 | 音楽
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