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戯言



イチロー杯

イチローが開催させた、愛知・岐阜・三重・長野の計300の少年野球及びリトルリーグチームの1位を決める大会である。毎年決勝戦にはイチロー本人が現れ優勝旗を渡してくれるとても価値のある大会として、マスコミにも取り上げられている。


親父が少年野球のコーチをしだして、かれこれ16年になる。私が小学校2年から始めた時には既にやっていたので長いものです。去年の夏に帰った時、親父は腰を痛めたらしく、趣味である毎週日曜日のソフトボールと土日の少年野球のコーチを休んでいた、そんな親父は急に老けた感が否めなかった。

今回、私がイギリスから帰国して実家に帰った時、親父はやたら溌剌とした顔で硬球(プロでも使う硬いやつ、ちなみに少年野球は軟球)を持ち出した、そこにはなにやら誰かのサインがおもむろに書きなぐってあった。親父は嬉しそうに「イチローのサインボールだ」と言った。

野球を知らない人でも、おそらく日本人全員が知っている稀代の名プレーヤー、現在大リーグ、シアトル・マリナーズで活躍するその人のサインボールであった。私が「どうしたん?」と聞くと、イチロー杯で優勝したと言うのだ。

親父がコーチをつとめる少年野球チームは横川クラブ(現在は乙川ベースボールクラブ横川?)といい、私自身もキャプテンをつとめていた事がある。私の時代は県大会に行くことさえ出来なかった、弱くは無かったと思うが・・・それにしてもイチロー杯優勝は凄い!何より「イチローが俺の横におった!」と嬉しそうに語る親父の恥ずかしそうに笑った顔を見て、一生付き合える趣味を持つことの素晴らしさを肌で感じることが出来た。

私にとって野球は、中学時代の足の怪我で甲子園を目指すことなく終わったものであったが、大人になって、爺になっても楽しそうにウッドベースを弾けたらこんな顔が出来るのかな、と思ったりしたりなんかして・・・(恥)

最後に、ボールだけでなく帽子にまでサインしてもらって、しかもその帽子を被っちゃってる親父に一言。「そんな性格だったっけ?」
by leere-worte | 2006-01-03 22:49 | 生活全般
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